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皆さんこんにちは!
遠機設備、更新担当の中西です。
さて今回は
~起きやすいトラブル~
ということで、配管工事において実際に起こりやすいトラブルと、その原因、現場での具体的な対策方法について深く解説します。
配管工事は、建築・設備・プラントなどあらゆる分野で欠かせないインフラの要です。しかし一方で、施工現場では「配管だからこそ起きるトラブル」が多発しており、工期遅延やコスト増加の原因となっています。
目次
配管ルートが図面通りに収まらない
隣接する構造物や他設備と干渉してしまう
設計段階での寸法誤差や3D検討不足
現場寸法と図面との差異
他業種(電気・ダクト等)との調整不足
現地実測と図面照合の徹底
3D図面の導入で干渉を事前チェック
工程会議で他工種とのすり合わせを行う
圧力テストで水漏れが判明
ガス配管からの微小な漏洩が発覚
接続部(ねじ込み・溶接・フランジ等)の施工不良
シール材の不適切使用または劣化
素材選定ミスや管の変形
施工マニュアルに基づく厳密な接合
シール材・パッキンの選定と期限管理
試験(水圧・気密)を段階的に実施
排水・通気配管で流れが悪くなる
詰まりや異臭の原因に
配管の勾配設計ミス(特に床下・天井裏)
施工中のズレや支持金具の不適切設置
異物混入や施工後の清掃不備
レベル器・レーザーによる勾配確認
施工前後にカメラやファイバースコープで点検
清掃・異物除去の徹底
モーターやポンプ起動時に配管が揺れる
固定不足による応力集中で割れやすくなる
サポート金具の強度不足・位置不良
配管材質と圧力の不一致
経年劣化や周囲温度変化の想定不足
適切な支持間隔と固定構造の設計
配管材料選定時の動的荷重検討
防振部材や伸縮継手の導入
作業指示が現場に正しく伝わっていない
図面変更が施工者に周知されず施工ミス発生
情報共有が紙ベースまたは口頭で不正確
職人ごとの技術差による理解のばらつき
施工前朝礼で図面確認と周知徹底
タブレット・共有クラウドで最新情報共有
定例巡回・工程会議でのフィードバック強化
配管工事は一見シンプルに見えて、高度な判断力と調整力が求められる専門職です。小さなズレが命取りとなる世界だからこそ、設計・施工・管理の三位一体でトラブルを未然に防ぐことが求められます。
遠機設備では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
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